職場におけるソフトスキルの重要性

leverage soft skills in the workplace

最近、ソフトスキルのことが多く話題に上り、このような人格の特性や習慣、行動パターンなどが社会人としての成功の鍵であるという認識が高まっています。では、これらのソフトスキルは実際の職場やその他の場面でどのような役割を果たしているのでしょう。

今日の技術革新の時代において、感情的知性、創造性、柔軟性などのソフトスキルは職場ではそれほど重要でないように思えるかもしれません。しかしながら、実際のところ、これらのソフトスキルはこれまで以上に重要になってきています。それは、何かに置き換えたり自動化したりすることのできない、人間特有の能力です。強大なパワーとも言えます。

今こそこれらのパワーを善いことのために使い始めるときです。それには、まず、ソフトスキルとは一体何なのかをより深く理解する必要があります。

 

ソフトスキルとは何か

ソフトスキルはよく誤解されているので、この言葉の意味を明確にすることが重要です。人当たりがよくて友好的になれることだと思っている人もいますが、この『ソフト』とは、単にこれらのスキルが簡単には測定できないということを指します。

職場でのソフトスキルは、コーディング、SEO、言語能力などのハードスキルとは別のものです。ハードスキルは評価や資格・認定、教育などを通じて示すことができます。人材採用においては多くの場合ハードスキルの方が重視されがちですが、それはハードスキルは定量化と証明が容易だからです。しかしながら、ソフトスキルも同じように価値があります。

職場での主なソフトスキルには次のようなものがあります。

  • 信頼性
  • 適応性
  • チームワーク
  • 時間管理
  • グリット
  • コミュニケーション

 

技術の革新がソフトスキルの需要を促進

ソフトスキルは、雇用のあらゆる面でより重要になっていますが、なぜそれは今起こっているのでしょう。AI、自動化、ロボットなどの技術は私たちの働き方に変化をもたらしており、この傾向は今後も継続することでしょう。

人間の労働者はロボットに置き換えられるのではないかと心配する人もいますが、その反対の現象を目にしています。人間特有の能力がこれまで以上に求められているのです。自動化できるハードスキルは多くありますが、共感、分析的思考、感情的知性などはプログラムや定量化することができません。

例えば、同僚間で対立が起こったり、困っているチームメンバーにコーチングしたりするとき、相手の立場になって理解するための共感力が必要になります。対立解決ロボットがすぐに発明されることはないでしょうから、職場での明日のニーズに対応するため、今日のソフトスキルの採用に専念します。

 

ソフトスキルが重要な例:感情のコントロール

重要なソフトスキルをひとつ例に考えてみましょう。『感情のコントロール』、これは感情を調節する能力とそれらをどのように表に出すかを指します。課題に対して人々を正しく導き、適切に対応するのに役立つ、とても重要なスキルです。事実、感情のコントロールは仕事において最も重要なソフトスキルだと言う専門家もいます

うまく感情をコントロールできる社員は自己を認識でき、自分の感情が吹き出るのを防ぐ方法を知っています。自分の弱点やトリガーを理解しているので、不必要な衝突を最小限に抑え、過剰反応を避けることができます。同様に感情をコントロールできると、人々はプレッシャーのもとでも冷静さを保ち、よりよい意思決定を下すことができます。これは特に今日の高ストレス社会においては、社員とチームにとって大きな資産となります。

感情コントロールの能力を重視して採用を行うことで、履歴書で見栄えの良い候補者と実際に採用されてから活躍する人の違いが生まれます。長年の経験があり有名校のMBAを持っているが感情のコントロールがうまくできないチームリーダーを雇ったとします。この人は従業員に対して建設的なフィードバックをする代わりにいきなり怒りをぶつけたり、不満があると自分を閉ざしてしまうかもしれません。

対象的に感情を管理できるリーダーはより良い関係を築き、職場での調和を維持し、チームをうまく管理できます。これらの能力は不可欠であり、ハードスキルで足りない部分を埋め、さらに超えることさえあります。

 

ソフトスキルに優先順位を付けて、将来の成功への道を開く

感情的知性から創造性やコラボレーションにいたるまで、ソフトスキルは仕事の成功に直接つながる重要な特性や振る舞いです。新しいテクノロジーが労働者に完全に取って代わるのではないかと懸念される分野がある一方で、また別のことを目の当たりにしています。それは、人間にしかできないことについての価値の再認識です。

未来の職場を構築する際には、その職場にソフトスキルを維持することを心に留めおきましょう。それには、採用の際にソフトスキルの優先順位を上げたり、現職の社員やチームの中でソフトスキルを育成していくことです。

ソフトスキルは決して『ソフト』ではありません。パワフルで簡単には手に入らないものなのです。

原文はこちら:There’s Nothing Soft About Soft Skills in the Workplace